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伝説の男

ー情報提供者の高橋さんと森野さんへ捧ぐ


静岡県にきて知ったのだがどうも伝説の詰将棋作家がいるらしい。
その名は、加藤学だ。

恐らく殆どの人は知らないと思う。
隠れ詰将棋マニアなのだから。

3度の飯より詰将棋が好きだという情報である。
でも絶対に投稿はしないらしい。それどころか詰パラや将棋世界といった本も一切読まないらしい。

僕がその人に電話をして、創った詰め将棋の最長手数は?と聞いたら179手詰めだと答えました。これはもったいないと思って詰パラへの投稿を薦めておきました。

近いうちに登場するかも知れませんよ。

詰将棋解答選手権

えー三月何日かに詰将棋解答選手権のチャンピョン選が東京と大阪でありました!!


僕?
出てませんよ。家でゲームしてました(最低)

そんな僕の元に大ニュースが飛び込んできたのである。
宮田さんが優勝?そんなのどうでもいい。

それは
藤井聡太君が五位!!

いやーすごいですよね。だって竹中健一さんにも勝っちゃうんだもん(何故竹中さんかは置いとく)


しかし、藤井君は僕に感謝しなければならない(理屈がなってないので注意)
なぜなら
藤井君の能力を発見して詰将棋の世界に引きずり込んだのは僕だからである!!

ああ、あの頃は可愛くて「これはこうだよなー」とか教えていたのに今ではもう・・・・・・詰将棋の解き方を教えてもらいたいなあ。
まあ、頑張れ!!

極限推理

詰将棋パラダイス3月号の表紙の人が誰か?悩んでいるあなたに救いの手を差し出す。

もちろん、顔だけでは誰だか見当もつかないかも知れない。だから推理する。

まず、男。それも将棋に関係がある。
そして20代~30代と思われる。
手にはギター。つまりバンドやらを組んでいる可能性が高い。
最後にこれが大きなヒントなのだが”この時期”にあることに関係している可能性が高い。



筆者からの挑戦状

この表紙の人物を解くための手がかりはすべてそろった。
それらをつなぎ合わせればごく自然とその者の正体は見えてくるはずである。

どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序をもたらしていただきたい。



なお、解答をは記すとつまらないのであえて止めておいた。

―了

香龍会へ(三)

AM 12:45
 風が切りつける外で時折手を温めながら弁当を食べ、ようやく中村生涯センターへ入った。こちらを見てきて怪しく思っている老父を見て見ぬふりをし代わりに今日の日程が書いてある黒板を見た。
1時より 「香龍会」 3階第2和室 
 あった。時計を見る。12時45分過ぎだった。
 さすがに開いているだろうと思いながら階段を上る。三階につくと目の前にエレベーターがあり、舌打ちをした。目的地はすぐそばにあったので分かりやすかった。戸を開ける前にいつもの習性で耳を立て中のようすを窺った。聞こえてくる音は何もなかったが、その後すぐに戸が開扉を拒否する音がフロアに鳴り響いた。
 仕方がないので1時まで待とうとまた一階に戻って本を読み始めた。とは言うものの”彼”が入り口から入ってくるのを確認したかったので殆ど読んでいない。その間にもテーブルに置いたままの携帯電話をちらちら見てついに1時を回った。

PM 1:02
 今度はエレベーターを使い三階まで行った。何もしなくても部屋の中から音が聞こえてきた。誰かいる。
 戸を開けて靴を隅っこの方できれいに脱いだ。そして畳の部屋の中を見る。”彼”はいた。
「岩本さんおはようございます」
「おぉ、こんにちは」
 間違えて朝のあいさつをしたことは失敗した。とうとう変人である。
「ええと、参加費は三百円ですよね」
「ああ、いいよいいよ」
「えっ、いいんですか!」
「いいんです」←実際には言っていない。
ケチな僕にとっては嬉しいことで「これで本が買える!」とは口には出さなかった。その後は暇でポケーとしてるうちに数名参加者が来た。しかし名前は分からない。
 しかし数分後にやっと僕でも分かる人が来た。
「あー寒いなぁ。ん?あの人誰や」
「かめぞうさんです」
「あーかめぞうくんね」
関西弁かはよく覚えていないがこの人は三輪さんである。詰将棋サイトでよく見るので知っていた。
「これ解いてみぃ」
「なんです、これ」
「五手詰バトルロワイアルや」
 実はバトルロワイアルはフランス語で英語ではバトルロイヤルである。「バトルロワイアル」が多く使われるようになったのはやはり高見広春の影響だろう。
 そんなことはどうでもいいので深く掘り下げない。
 僕はそれを近くにいたやさしい小父さんの岡本さんと挑戦した。

PM 1:40
 つまらないときの時間は遅く流れるのに、楽しいときは早く流れるというのは嫌なものがある。
 さて、バトルロワイアルだが中々面白い。あの詰将棋パラダイスの保育園のような作品ではなく一作一作に狙いがあり罠もある。解く度にみんなで「お~」状態。中には二十分以上考えるもののあった。
 その後、岩本さんから謎の大量の紙を渡される。タイトルは「酒井克彦作品集」。僕が詰将棋パラダイスを読み始めたのが2010年からなのでもちろん赤羽ショックも知らなかったし酒井さんの絶頂期も知らない。しかし昔ネットで調べて凄い人なんだなぁと思った。また、そのペテン師というあだ名もいい。そして作風も。僕は叙述トリックやライアーゲームが好きなように人を騙すことと自分が騙されることが大好きなのである。だから、そんな作家が出てきてほしい。

PM 2:32
 正確な時間は全く覚えていないがこの頃に松さんが到着。一度見ると忘れることはない人だ(と思っている)
 松さんは僕のそばにいた内田さんにチェス・プロブレムを出す。
 むくっと起き上がって内田さん一言
「セルフメイトか」
かっこいー!いいですね。(少なくとも僕はそう思った)僕はチェスはできますがチェス・プロブレムはまったく分かりません。
 またバトルロワイアルを再開しようと思ったが酒井克彦作品集の検討をしていたので僕もこっそり参加。コンピューターではなくてすべて手作業だったので大変でしたがいろいろと勉強になりました。

PM 3:25
 自己紹介が始まった。
 そこでようやくDJカートンの正体を知る。写真で見るに四十歳くらいだと思ったが(失礼!)実際見ると二十歳くらい。しかもかっこいい。僕の番では本名を言えと言われましたが将棋世界の詰将棋サロンで探してくださいと言っておいた。念のため言っておくが今月号に載っている長野県の初入選の人は僕ではない。神に誓って言える。
 自己紹介が終わった後は全国大会について。何のことを話したかはすっかり忘れてしまいましたが、いつか思い出すので大丈夫。スタッフができればやりたいと思っている。邪魔になるかも知れないけれども。

PM 4:01
 前置きが長く大事な香龍会のことは足早になったしまって申し訳ない。
 最後に記念写真を撮った。せっかくなのでここに載せておくことにしよう。(岩本さん許可なくすみません)

2gatureikai.jpg

黒男のガキが僕です。
全員の名前はこちらで詰将棋の会合 香龍会
帰りのことはもう書かなくていいだろう。正直書く気力体力がもう無いのである。

 話は変わるが僕は四月から静岡県に住むので詰アルプスに行けるのは明日で最後かも知れない。しかし最後にはしたくない。だからまたいつか訪れるつもりである。それまではこの香龍会で頑張っていくつもりである。
 そうでありたい。 

二〇一三年 三月八日 かめぞうさん


蛇足かもしれないが最後に僕が最も尊敬して愛している言葉を記しておきたい。



想像力こそが、すべてを変える。


―了

香龍会へ (二)

AM 11:18
 とりあえず建物の周りを一周した。そのとき大きな公園が建物の裏側にあることに気がついた。遊んでいるのは白い球を蹴ってあそんでいる親子とボーイスカウトのような服を着た五人ほどの子供だった。
 しばらく見ていたが子供の集団はいなくなり親子二人が残った。相変わらず球を蹴って遊んでいる。
 しかしどうも球の跳ね方がおかしい。目を凝らしてよく見ると、それはタマゴ形をしたラグビー用のボールだったことに気がついた。

AM 11:32
 なんとなく、ここ周辺に何があるか把握しておこうと考えた。
 公園を去って五分ほど歩くとコンビニを発見した。食料はここで調達するといいだろう。中に入って長野県と違うところを見つけようとしたが見つからなかった。
 コンビニの位置を覚え、またしばらく古くなったアパートや寺の横を通りすぎていくと一人の自転車に乗った男が目に入る。缶の袋を大量に乗せているところから察するにホームレスだろうと考えた。暇つぶしになると思いその後を追った。

AM 11:56
 相手が自転車なのでこちらも自然と早足になる。距離を二十メートル以上を保ってとっているので気づかれることはないと思ったが時々まわりを見渡すので、そのときはひやっとした。
 横断歩道の前で自転車は止まった。信号は青になっているのに。
 怪しみながらも少しずつ近づいていった。
 信号が点滅する。男は自転車に乗りペダルをこぎ始めた。
 しまった と思った。これは尾行をかわすテクニックの一つ。気づかれたか。
 全力で走り出す。信号は赤に変わった。なんとか横断歩道に入って向こう側に行き着いた。
 そのとき、信号待ちをしていた運転手から睨まれた気がした。

AM 12:20
 ホームレスとの死闘は続いていた。直線では自転車の方が有利である。足も疲れてきて追跡を終わりにしようとしたとき自転車は小道へ曲がった。そして小さなブレーキ音。
 影からのぞくと何か店に袋を置いている男が目に入る。店主らしき人にあいさつをしていた。そしてその作業が終わるとまた自転車に乗って出発した。
 そうであることは最初から予想していたが、残ったのは激しい疲労感だけだった。

AM 12:38
 先ほど見つけたコンビニで弁当を買い、公園に戻って一番驚いたのは、あの親子がまだ公園にいたということだ。そんなに楽しいのかまだ球を蹴り続けている。日曜の家族サービスということで頭を納得させた。
 ここ本陣に来て一番辛かったのは弁当を食べるときだったと断言できる。弁当の中身が嫌いなものとかそういうことじゃない。そもそも自らそれを買う人はいないだろう。
 それでは僕を苦しめたものとはなんだったのか。
 
風だ。顔に切りつけてくる鋭い風。

 建物の中で食べればいいと考える人はいるかもしれない。しかし僕はあえてそれをしなかった。建物の中には喫茶店がある。そこで堂々と弁当を食べれば店の人はおろか周りの客はどう思うだろう。
『見て、あの子』『ここをどこだと』『見たことないな』『ほら・・・・・・最近の子供は』『教育がね・・・・・・』『何なんだ』『外にベンチがあるじゃないか』『お客さんに迷惑だわ』『どこか行ってほしいものだね』『どうする』『連れ出せ』『始末しましょう』『殺れ』『殺せ』『殺せ』『殺せ」『殺せ』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 僕は人の目を異常に気にする正確で、勝手に人の心の声が聞こえてくるのだ(最後のほうはホラー小説の読みすぎです)

 こんな話がある。
 あるレストランに老人が入ってきた。ウェイターは老人の席へ行き、注文をとろうとした。しかし老人はカバンから弁当を一つ取り出した。そしてウェイターにかまうことなくそれを食べ始めた。ウェイターはそれを見ていたがしばらくして「ご注文はありますか」とたずねた。老人は「水を一杯」と言った。ウェイターは水を持ってきてまた老人のそばでじっとしていた。老人は弁当を食べ終わると「勘定は」とたずねた。ウェイターは「いいえ、結構です」と答えた。すると老人は「ここはとてもすてきな店だ。また来るよ」と言って立ち去った。

 僕のカバンの中にはいろいろなものが入っていた。
 まず本や財布、携帯電話など。
 そして買ってきた弁当。  
 
 最後に蓋が開けられた一本のジュース。

続く
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プロフィール

かめぞうさん★

Author:かめぞうさん★
詰将棋作家のかめぞうです。

趣味は将棋と読書
好きな詰将棋作家は堀切良太さん。
創作は中学一年生の頃から始めました。作風は不明

好きな小説家は綾辻行人さんと貴志祐介さん。
中二の頃から熱中し、現在の購入本数は約百冊。叙述トリックが大好きで、今は古典を集めている。

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