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車の中で

―世界が変わった1920年へ―

登場人物

僕・・・・・・読書が好きな中学生
N・・・・・・テスト学年1位
M・・・・・・金の亡者(中学生)

一昨日のことである。

塾に向かう車の中で

N「あれ?かめぞう君。何読んでんの」
彼女は成績優秀なもので殆どの知識をマスターしている。
僕から本を取り上げた。

N「あれっ、これ綾辻じゃん。本当好きだなあ。題名はえ~と・・・・・・”どんどん橋落ちた”?マジうけるんだけど」

僕「綾辻は絶対読んだ方がいいよ。人生変わるから」

M「あ~そっか。かめぞう君は本ばっかり読んでいるから国語ができるのかぁ」
ちなみに模試で国語の点数は前々回が90点。前回が88点である。

僕「まあ、そのおかげかも知れんけどな。読んでるのは綾辻だけじゃなくて例えばアガサ・クリスティーとかな」

N・M「誰それ?」

僕「ええっ!!アガサ・クリスティー知らねぇの!!」

N・M「だから知らんって」

僕「ほら、”そして誰もいなくなった”とか”オリエント急行の殺人”とか」

N「ああ、それは聞いたことがある。っていうかそんなん普通知らんって」
普通は知らない?ふざけるな。学年1位がアガサ・クリスティーを知らないとは  なんたることだ。このとき確かに僕はショックを受けていた。

僕「も、もしかしてエラリークイーンやジョン・ディクスン・カーとかも知らないと?」

N「えらりいくいーん?じょんでぃ・・・・・・なになに。知らんわそんなん」

僕「なんてこった!!学年1位がアガサ・クリスティー、エラリークイーン、ジョン・ディクスン・カーを知らないだと?ミステリー黄金期の3人だというのに。
ん?違うかこの3人は確かBig Threeとジョン・L・ブリーンが呼んだんだ。そして彼らを特別扱いしたのがアンソニー・バウチャーだったな。
このときは僕も大好きなパズラーが主流だったのに黄金時代が終わってリアリズムの時代になってしまったんだよ。ハードボイルド、サスペンス、スリラーがこのころ主役を演じてしまう。
そこでパズラー愛好家の欲求を充足してくれる作家と言うとこの3人になる。そして彼らの熱い目はアガサ・クリスティー、エラリークイーン、ジョン・ディクスン・カーに向けられたってわけだ。」

ついに言ってしまった。
話終わって彼女たちを見たら冷め切った目が僕に向けられていた。

―了

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プロフィール

かめぞうさん★

Author:かめぞうさん★
詰将棋作家のかめぞうです。

趣味は将棋と読書
好きな詰将棋作家は堀切良太さん。
創作は中学一年生の頃から始めました。作風は不明

好きな小説家は綾辻行人さんと貴志祐介さん。
中二の頃から熱中し、現在の購入本数は約百冊。叙述トリックが大好きで、今は古典を集めている。

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